2012年08月24日

心理留保って何??

こんにちは。民法を勉強していると日常では使わない様々な専門用語が出てきて途中で嫌になる方もいるのではないでしょうか?


今日は民法の総則にある心理留保について、


心理留保・・初めて聞く人は’何のこっちゃ??’って感じかもしれませんが、これは簡単にいえば‘ウソ’のことです。


嘘をついて意思表示をした場合、民法はどうなると言っているのでしょうか?


民法は第93条において

意思表示は,表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても,そのためにその効力を妨げられない.ただし,相手方が表意者の真意を知り,又は知ることができたときは,その意思表示は,無効とする.


と言っています。‘??’と思った方も多いのではないでしょうか?


つまり、嘘をついて契約をしてもその契約は原則有効で、例外的に相手方がその嘘について知っているか、気づくことができた場合は無効になるというものです。


売主が土地を売る気もないのに‘売ります’と言えば、それを完全に信じ込んだ買主は保護してあげなくてはなりません。ですから契約は有効になります。

当然買主は売る気の無い売主に対して契約上の義務の履行を求めることができます。


ただ、売主が嘘をついているということを買主が知っているか、少し注意すれば気づくことができたような場合にまで買主を保護する必要はないのでこの場合は契約が無効となり、初めからなかったことになります。


気軽に嘘をついてしまうと、あとあと大変なことになってしまう可能性があります。

契約を無効にしようとするならば売主が買主の悪意か有過失を立証しなければなりません。結構大変です。


私もその昔、後輩にあげる気も無いのに‘このバイクそのうちあげるよ’と言ってしまったことがあります。今考えれば心理留保です。後輩は完全に信じきっていましたから裁判を起こされれば私の負けです。(口約束でしたからあげると言った証拠はありませんが・・)


また、93条但し書きは結構重要です。類推適用されることが多いです。

その点はまた次回に・・


でも、‘ウソ’はやっぱり良くないですね。


posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 11:24| Comment(0) | (民法)心理留保 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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