2012年08月26日

表見代理って何・・??(2)

そもそも表見代理って無権代理なんだけど、相手方から見ると代理権があるように見えるので‘表見’代理なんて名前になってます。権限外観法理なんて言われます。



では表見代理が成立する場合として、民法は


1、代理権授与の表示による表見代理(109条)

2、権限外行為による表見代理(110条)

3、代理権消滅後の表見代理(112条)


この3つを用意しています。



登場人物:本人A、無権代理人B、相手方C


1、代理権授与の表示による表見代理

これはAがCに対してBに代理権を与えたと表示した場合は実際にBに代理権を与えていなくても代理関係が成立してしまうということです。



Aに落度がありますね。だからAに責任をとってもらうということです。ただ、この場合、CはBが無権代理人であることについて善意・無過失である必要があります。


2、権限外行為による表見代理

これはAがBに対してaという代理権を与えたがBがaを超えてbをCと行ってしまった場合です。この場合のaを基本代理権と言います。

aを超えてbを行うBを代理人に選んだAに落度があります。そしてこの場合もCはBが権限外行為を行うことについて善意・無過失である必要があります。


3、代理権消滅後の表見代理

以前、AがBに対して何らかの代理権を与えていたような場合、今は代理権は消滅しているにも関わらず、BがCと取引を行ってしまった場合、CがBはもはや代理権は無いということについて善意・無過失であれば、表見代理が成立します。

Aには代理権がないにもかかわらず代理人と称して取引をしてしまう信用の置けないBを選んだことに落度があります。


以上が表見代理が成立する場合です。



ただ、表見代理が成立するからって一番悪人の無権代理人が責任を負わないかといえばそんなことはありません。相手方は表見代理による本人の責任を追求するか無権代理人の責任を追求するかを選択することができます。



無権代理人の責任は無過失責任で重いものがあります。


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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 10:44| Comment(0) | (民法)代理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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