2012年08月29日

遺産分割後に第三者が登場、どうなる・・??

こんにちは。今日は遺産分割後の第三者について、


結構いろんな試験で出てきますので要注意だったりします。



登場人物:A(被相続人)、B(相続人・息子)、C(相続人・息子)、D(第三者)


(事例)

Aが亡くなり、BとCが相続人となった。Aの財産は土地のみである。BとCはすぐに遺産分割協議を行い、土地はCの単独所有とすることで合意した。しかし、Bは書類を偽造し登記名義をB名義にした上で、第三者であるDにその土地を売却し登記名義も移してしまった。

この場合、Cは土地を取り戻すことができるのか?


またまた悪人Bが登場しました。この場合誰がBの尻拭いをするのでしょうか?


遺産分割の効力は相続時に遡るので相続時からCの所有であり、Bは土地に対してなんら権利を有していないのであるから、無権利者であるBから買受けたDも無権利者である。登記に公信力がないことからDはいくら登記があってもその登記は無効の登記であり、Cは登記の抹消を請求することができる


こうなりそうなもんですが・・判例は、遺産分割の遡及効を制限して、Cの落度と取引の安全を重視し177条の対抗問題で解決しています。


つまり、遺産分割が終了し、Cが本来相続する分以上の相続分を取得した場合はその相続分に関しては登記を経ていなければ、第三者に対抗することができないとしたのです。

Cは取得したBの相続分についてすぐに登記しろってことです。そうしないとその分についてはDが先に登記をしてしまえば負けてしまうんです。


Cがすぐに登記をしなかったことに対する過失、そしてDの取引の安全を考えてこういう結論になっています。


Bの相続分についてはCに対する遺産分割による譲渡、Dに対する売買による譲渡が生じ、まるで二重譲渡の関係になっていますよね。


177条で解決するんです。


もちろん、元々のCの相続分についてはCはDに対して登記の更正の請求をすることができます。


最終的にこの土地はCとDの共有状態となります。


やっぱり登記は早くしておくべきですね。


ポチッとお願いいたします。



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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 12:50| Comment(0) | (民法)相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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