2012年09月02日

登記の欠缺を主張する正当な利益を欠く人達・・

こんにちは。まだまだ暑いです(汗)


さて、177条には、

物件の得喪および変更は、登記をしなければ第三者に対抗するこはできない。

とあります。


不動産を取得した場合、登記をしなければ第三者にその所有権を対抗することはできないのです。つまり、事実上所有権を得ていないのと同じことだと言えます。


しかし、登記がなくても第三者に権利を対抗することができる場合があります。


登記の欠缺を主張する正当な利益を欠く人達に対しては登記なくして対抗することができます。では、


‘登記の欠缺を主張する正当な利益を欠く人達’


って誰??


典型的には、


1、背信的悪意者

2、不法行為者

3、不法占拠者

4、無権利者


があげられます。


登場人物:A(売主)、B(第一買主)、C(第二買主)


(事例)

BはAから土地を購入した。まだ登記は受けていない。その後、Aはすぐに同じ土地をCに対して売却し、登記を移した。Cはその土地が既にBに売却されていることを知っていたが、登記が移転されていないことをいいことにその土地を法外な値段でBに後日売りつけることが目的だった。

BはCに対して土地の所有権を主張することができるのか?


う〜ん。Aも悪人、Cも悪人ですね。


この悪人Cのことを背信的悪意者と言います。Cは単なる悪意者ではなく、あまりに信義則に反しています。


だからこのCに対しては保護の必要がないとして民法177条の第三者には当たらないとされています。


つまり、Bは登記を備えていないが、背信的悪意者であるCには登記なくして所有権を対抗することができることとなります。Cに対して登記の抹消を請求することができます。


判例は背信的悪意者であるCのような者を登記の欠缺を主張する正当な利益を欠く者と表現しています。


民法を学ぶ上での基本中の基本ですのでしっかり押さえておきたいものです。


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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 12:38| Comment(0) | (民法)不動産物権変動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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