2012年09月28日

(民法)連帯債務について〜混同・更改の絶対的効力


では、引き続き、

混同と更改の絶対的効力についてです、


条文の確認です。



(438条)
連帯債務者の一人と債権者との間に混同があったときは、その連帯債務者は、弁済をしたものとみなす。

(435条)
連帯債務者の一人と債権者との間に更改があったときは、債権は、すべての連帯債務者の利益のために消滅する。


とあります。

(事例)
AはB,C、Dに対して、連帯債務として150万円を貸渡した。(負担部分は同じ割合)

1、BはAの唯一の相続人であり、Aが亡くなりBはAの債権を相続した。この場合、連帯債務の権利関係はどうなるか?

2、AはBと更改契約を結び、新たな債権を成立させた。この場合の、連帯債務の権利関係はどうなるのか?




1について、

BはAの債権を相続することにより、債務者兼債権者となり、債権は混同より消滅します。そして、438条は
これを‘弁済したものとみなす’としているため、Bが全額弁済したということになり、CとDは債務を免れ、その後、Bにより、負担部分に応じて求償を受けるという形になります。


2について、

まず、更改とは旧債務を消滅させて、新債務を成立させるこを言います。

AとBで更改により新債務を成立させた場合、条文通り、CとDの債務は消滅します。

残るのは、AがBに対して持つ新債権のみです。

しかしながら、更改も「自己の財産による共同の免責」の一種と考えられるので、BはCとDに対して負担部分に応じて求償することができます。

以上、混同・更改の絶対的効力でした。




お読みいただきありがとうございました。

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ラベル:絶対効 混同 更改
posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | (民法)連帯債務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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