2012年10月11日

(民法)消滅時効の起算点〜その2



消滅時効の起算点の続きです。

・期限の定めのない債権について、

代表的なものが債務不履行による損害賠償請求権です。

債務不履行による損害賠償請求権は法律上当然に発生する債権ですので、いついつまでに支払えなどと言う期限の定めはありません。

こういう債権の場合、いつから債権者はいつから権利行使できるかといいますと、

債権成立時から権利を行使することができます。そうです、債権成立と同時に支払えと言えるんです。

では、債務不履行による損害賠償請求権の債権成立時とはいつか?

判例は、本来の債務の履行を請求できるときとしています。

債務不履行による損害賠償請求権は本来の債務(債権者から見れば本来の債権)があって、それが債務者の帰責事由によって不履行となり発生する権利ですから、必ず本来の債務(本来の債権)があります。

例えば、車の引渡請求権などです。車の引渡が不履行となり初めて車の引渡請求権が債務不履行による損害賠償請求権に変わります。

この車の引渡の履行期が3月15日となっていれば、3月16日が本来の債務の履行を請求できるときとなり、債務不履行による損害賠償請求権の成立時となります。

この3月16日が債務不履行による損害賠償請求権の消滅時効の起算点となるのです。




お読みいただきありがとうございました。


posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | (民法)時効 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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