2012年12月06日

民法644条 受任者の注意義務



第644条
受任者は、委任の本旨に従い、善良な管理者の注意をもって、委任事務を処理する義務を負う。



委任契約は原則的に無償であるということを書きましたが、受任者にはたとえ無償であっても善良なる管理者としての注意義務が課されています。



委任契約は委任者と受任者の信頼関係が重要とされるので、委任者は受任者の信頼にこたえるべくたとえ無報酬であっても法律上、重たい義務が課されているのです。



善良なる管理者としての注意義務(善管注意義務)とは、職業や社会的・経済的地位に応じて、取引上一般的に要求される程度の注意と表現されます。



この善管注意義務に対して、自己の財産におけるのと同一の注意義務がありますが、これは善管注意義務よりも注意義務が劣ります。



自己のものより他人のものの注意義務が重いのは当たり前のことですけどね。



関連する判例としては、

登記権利者および登記義務者から登記手続きの委託を受けた司法書士には、手続きの完了前に登記義務者から書類の返還を求められても、登記権利者に対する関係ではその返還を拒むべき委任契約上の義務がある。(最判昭53・7・10民集32−5−868)


なんてのがあります。




お読みいただきありがとうございました。


モチベーションが上がります。ポチっとお願いいたします。






にほんブログ村 資格ブログ 行政書士試験へ


posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | (民法)委任 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

▲ページの先頭へ