2013年01月16日

囲繞地(いにょうち)通行権とは一体なんぞや!?




こんにちは。今回は囲繞地通行権についてです。これ、囲繞地⇒(いにょうち)と呼びます。



では、まず囲繞地ってなんでしょか?



囲繞地と言うのは、簡単に言えば、袋地を囲んでいる土地のことです。



では、袋地って何?



袋地とは、他人の土地に囲まれて公路に通じない土地のことです。(民法210条1項)



そんな土地あるの?と思われた方、これが意外にあるんですよ。袋地って。



では、条文の確認です。



第210条1項
他の土地に囲まれて公道に通じない土地の所有者は、公道に至るため、その土地を囲んでいる他の土地を通行することができる。



袋地の所有者は、この210条1項がなければ、一生公道に出ることができないんです(汗)



だって、公道に出るためには囲繞地である他人の土地に侵入しなければいけませんから・・まぁ、もっとも囲繞地の所有者の承諾がなければの話ですが。



なので、袋地の所有者は、万が一、囲繞地の所有者の承諾が得られないような場合を想定して、強制的に囲繞地を通行する権利を民法上与えられています。



これを囲繞地通行権と言います。



囲繞地通行権は地役権の一種ですが、普通の契約に基づく地役権と違い、強制力を伴います。そして、登記はできません。さらに、袋地自体の登記も必要もありません。(とりあえず公道に出してあげなければいけませんので・・)



では、袋地の所有者に勝手に通行権を取られた囲繞地の所有者はそのまま黙って見ているしかないのでしょうか?(囲繞地を通行させる義務だけ負うのでしょか?)



そんなことはありません。一応民法は公平の原理に基づいて作られていますので、そこは負担を強いられる者のことも考えています。



民法第212条です。


第212条  
第二百十条の規定による通行権を有する者は、その通行する他の土地の損害に対して償金を支払わなければならない。ただし、通路の開設のために生じた損害に対するものを除き、一年ごとにその償金を支払うことができる。



この条文によれば、袋地の所有者で囲繞地通行権を得たものは負担を負う囲繞地の所有者に対して、償金を支払わなければなりません。



まぁ、当然と言えば当然ですよね〜。いくら公道に出られないからと言っても、他人の土地を勝手に通ることができるんですから・・



また、211条1項には、


第211条1項  
前条の場合には、通行の場所及び方法は、同条の規定による通行権を有する者のために必要であり、かつ、他の土地のために損害が最も少ないものを選ばなければならない。


とあります。



通行の場所と方法の問題です。まぁ、これも当然と言えば当然の規定です。



袋地の所有者(囲繞地通行権者)にとって必要であり、かつ、囲繞地の所有者にもっとも損害の少ないものを選べと言うことです。




少し長くなってしまいましたので、続きは次回とさせていただきます。



お読みいただきありがとうございました。



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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | (民法)地役権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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