2013年01月27日

行政手続法〜第11条 複数の行政庁が関与する処分




第11条
1、行政庁は、申請の処理をするに当たり、他の行政庁において同一の申請者からされた関連する申請が審査中であることをもって自らすべき許認可等をするかどうかについての審査又は判断を殊更に遅延させるようなことをしてはならない。
2、一の申請又は同一の申請者からされた相互に関連する複数の申請に対する処分について複数の行政庁が関与する場合においては、当該複数の行政庁は、必要に応じ、相互に連絡をとり、当該申請者からの説明の聴取を共同して行う等により審査の促進に努めるものとする。




1項について、


例えば、バーやスナックを開業しようと思った場合、食品衛生法に基いて保健所に飲食店の営業許可申請、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に基づき警察に許可申請をしなければなりません。




一つのことをしようと思ったら、2つの行政庁に申請をし、許認可をもらわなければならないのです。




11条1項は、こういう場合に片方の行政庁が、片方の行政庁の許認可がまだ下りていないからとか、まだ許認可に時間がかかりそうだからとかいう理由で、仕事に余裕はあるけどこの申請の処理は殊更に後回しにしてやろう。なんてことはできませんよって意味です。【殊更(ことさら)→故意に、わざとなんて意味です。】




例で言えば、保健所の担当者が、‘この申請は警察が許可下ろしそうもないな〜。じゃあうちもわざわざ労力を割いて審査する必要もないな。やめとこ。'なんてことはできませんということになります。




行政庁は、余計なことを考えずにただ目の前の申請を処理することに集中しなさい。ということですね。



2項について、



一つの申請に対しての許認可に3つも4つも違う行政庁が関与する場合があります。



こういう場合、申請者は行政庁が相互に連携してもらえれば助かりますよね。



だから、行政庁は申請者の為にできるだけお互い協力してください、ということです。






未だに続く縦割り行政で、国民はいい迷惑を被っておりますが、この条文で少しでもその縦割り行政に穴をあけることができるのではないでしょうか。努力義務ではありますがね。



お読みいただきありがとうございました。


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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | (行政手続法)申請に対する処分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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