2013年02月09日

行政手続法〜第20条 聴聞の期日における審理の方式



前回、聴聞における登場人物を紹介しましたが、今回はその登場人物で構成される聴聞の内容についてです。⇒聴聞の登場人物のページへ

では行政手続法第20条を見ていきましょう。


第20条(聴聞の期日における審理の方式)

1  主宰者は、最初の聴聞の期日の冒頭において、行政庁の職員に、予定される不利益処分の内容及び根拠となる法令の条項並びにその原因となる事実を聴聞の期日に出頭した者に対し説明させなければならない。
2  当事者又は参加人は、聴聞の期日に出頭して、意見を述べ、及び証拠書類等を提出し、並びに主宰者の許可を得て行政庁の職員に対し質問を発することができる。
3  前項の場合において、当事者又は参加人は、主宰者の許可を得て、補佐人とともに出頭することができる。
4  主宰者は、聴聞の期日において必要があると認めるときは、当事者若しくは参加人に対し質問を発し、意見の陳述若しくは証拠書類等の提出を促し、又は行政庁の職員に対し説明を求めることができる。
5  主宰者は、当事者又は参加人の一部が出頭しないときであっても、聴聞の期日における審理を行うことができる。
6  聴聞の期日における審理は、行政庁が公開することを相当と認めるときを除き、公開しない



聴聞がどのような形で行われるかということが規定してありますが、何をするにおいても主宰者が中心となっている様です。


ちなみに主催者は ‘行政庁が指名する職員その他政令で定める者’ ですから、何か最初から行政庁よりの規定なんじゃない?とか私なんかは思ってしまうんですが・・聴聞は、被処分者にとっては処分前の最後の抵抗なわけですから、公平にやってもらいたいものです。



2項について、

当事者・参加人は自由に行政庁の職員に質問をすることができないという驚きの規定になっています。行政庁の息のかかったであろう主宰者の許可がないと質問もできないんです・・

被処分者にとっては死活問題なんだから、これはさすがに自由にやらせろよと思ったりするんですが、主宰者がダメと言ったら質問もできません。



3項について、

補佐人とは文字通り当事者・参加人を補佐する人のことで、専門的知識に乏しい当事者・参加人の手助けをします。いろんな方が考えられますが、法律家・大学教授・研究者・技術者・・等ですかね。

ただ、この補佐人も主催者の許可がないと付けられない・・そんな規定になっています。

行政庁の息のかかった主宰者は行政庁に不利だなと思えば、独断で不許可とすることもできるんです。やっぱり不公平だなと感じてしまいます。


6項について、

原則非公開です。

ただ、行政庁相当と認めれば、公開にもできます。

ここで注意するのは、相当と認める主体は行政庁だという事です。主宰者ではありませんので

なんで、非公開なんでしょうかね〜。この辺も、この聴聞は行政庁よりなので、それを隠したいがために非公開にしているとしか思えないんですけどね。


【問題】
聴聞の主宰者の決定は、不利益処分の名あて人となるべき者(当事者)が聴聞の通知を受けた後、当時者と行政庁との合議によってなされる。



【答え】
×


次回は当事者・参加人の不出頭の場合についてです。




お読みいただきありがとうございました。


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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | (行政手続法)不利益処分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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