2013年11月30日

(民法)契約の成立〜申込みと承諾 その3





お詫びと訂正

前回の記事で「交叉」申込の読みを「こうしゃ」としましたが、正しくは「こうさ」となります。

お詫びして訂正させていただきます。



では、

前回、契約の成立時期は到達主義ではなく「発信主義」だということをお話しました。

民法第526条第1項 隔地者間の契約の成立時期
 隔地者間の契約は、承諾の通知を発した時に成立する。



しかしながら、民法第521条第2項には、次のような規定が存在します。

民法第521条第2項 承諾の期間の定めのある申込み
 申込者が前項の申込みに対して同項の期間内に承諾の通知を受けなかったときは、その申込みは、その効力を失う。




この両者を比較すると、

承諾は承諾期間内に発信したが、その到達が承諾期間経過後だった場合」は一体どうなるの??という疑問が出てきます。


承諾期間内に承諾を発信すれば契約はその時点で成立するはずなのに、承諾の到達が承諾期間経過後であれば申込みは効力を失う結果、契約は不成立となるではないか?ということです。


成立なのか不成立なのかよくわからないことになってしまいます(°°;))..オロオロッ..((; °°)


この点は、条文の不備ということができるのかもしれませんが、学説においてはいろいろな説が存在します。


一応の通説をご紹介させていただきます。


契約は原則として発信によって確定的に効力を生ずるが、承諾期間の定めがある場合だけは、例外として期間内に到達することを要する。


この説によると、


・承諾期間の定めがなければ、たとえ承諾の到達がなかったとしても、契約は承諾の発信の時に効力を生ずる。

・承諾期間の定めがあれば、承諾期間内に承諾の到達がなければ、契約は効力を生じない。


ということになります。


極めてめんどくさいことになっていますが、これが一応の通説ということになっています。


その他にもいろいろな説が存在しますが、少しだけ紹介させていただきます。

・契約は常に承諾を発信したときに成立するが、承諾の効力それ故契約の効力は、承諾が到達した時に生ずる。

・承諾は常に到達を停止条件として発信の時に成立し、到達によってその効力は発信の時に遡って生ずる。したがって契約も発信時に効力を生ずる。



いずれも契約は到達がなければ効力を生じない…とするものです。その点、通説は、発信主義に少し寄った考え方だといえるのではないでしょうか。



以上で、「契約の成立〜申込みと承諾」は終了とさせていただきます。




本日もお読みいただきありがとうござました^^


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posted by 行政書士試験WEBアドバイザー YASUHIRO at 20:25| Comment(0) | TrackBack(1) | (民法)契約の成立 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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